2012年10月11日木曜日

ペルー、マチュピチュでの高山病と薬について

ペルーでの高山病体験を記録しておきます。

地球の歩き方ペルー編を読むと高山病について書かれていたりしますが、
ダージリン(2100m)、ブータン(2300m)、ネパール(2200m)を旅したときには特になんともなかったので、今回の旅行も特に気にしていませんでしたがひどい目に会いました。



ペルーの標高をまとめると

プーノ(チチカカ湖)   3800m
クスコ                 3400m
マチュピチュ      2400m
リマ             150m

マチュピチュが2400mですが、必ずクスコを経由しないと行けないので3000m級の高さは避けて通れません。



初日の夜にリマについて、2日目すぐにプーノに飛行機で向かいました。
プーノはチチカカ湖のほとりにある町です。
ついた当初、少し動いただけで妙に息切れをしましたが普通にしていれば問題ありませんでした。
初めての体験だったので不思議ですこし楽しかったくらいです。


ホテルにチェックインして少し周りを散策しましたが、
先に嫁の具合が悪くなりました。
「運動不足やけやー」
なんて言っていると夕方には僕も具合が悪くなり、
頭痛と吐き気でその晩は二人共なにも口にできなくなりました。


寝る前に嫁の持参した「ロキソニン」(頭痛薬)を飲んで少し具合がよくなり、
翌日町へ高山病の薬をゲットしに行きました。
日本では医師の処方が必要ですが、
現地では処方箋なしで高山病の薬を買えるとのこと。


事前情報として
外務省のHPによると高山病の薬としてアセタゾラミドAcetazolamideを挙げている。
しかもこう書いてある。
ペルーの薬局で高山病の薬として始めに勧められるのは一般的な頭痛薬だ、と。
しかも、胃腸の弱い方には勧められないとも。


だから予習通り現地の薬局で、
最初に勧められた薬をことわりアセタゾラミドをくれと言いました。
その夜も頭痛と吐き気に襲われたのでアセタゾラミドを飲みました。

しかし具合がいっこうに良くなりません。
ロキソニンを飲んだ嫁は具合がだいぶ良くなりご飯を食べれるようになりましたが、
アセタゾラミドを飲んだ僕はむしろその薬物を吐き出すかのように口にしたものは水ですら吐くようになりました。
結局、頭痛と吐き気で2日間くらい食事もろくに取れずにいましたが、アセタゾラミドを服用したせいでさらに症状が悪化したように思います。


急性高山病も1日から2日で回復するようなので、変な薬を飲んで吐くよりは鎮痛剤で症状を軽めながらしっかりと食事をとって休養した方が良いように思いました。
バスで同じだった日本人の方も現地の高山病の薬は逆効果がある噂があるといっていたので個人差が大きいのかもしれませぬ。


高地を先に経験したためか、4日目以降のマチュピチュはワイナピチュ登山を行なっても高山病の症状はまったく出ませんでした。
マチュピチュはそんなに高くないのでクスコやプーノなどをどう過ごすかがペルー攻略の鍵となるでしょう。

ツアーにするとこの辺も考慮してくれるのでしょうが…それはそれで面白くないわけで。

以上参考になれば幸いです。







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